1年前のことらしいのですが、
chromeのフィードに関連記事がおすすめとして出てきて面白かったので、ここに共有。
30年間コンピューターサイエンティストが解けなかった問題が、とある数学者による2枚弱の論文によって証明された。というもの。
記事を読むと、どうやらそんなに難しくないらしい。ということで実際に読んでみると
学部の知識で理解できるし、流れもエレガント!これ気持ちいいだろうな、と想像笑
実際の問題というのが、sensitivity conjecture(敏感度予想)というもの。(専門用語の訳は適当)
sensitivityというのは、n次元のインプットに対するブール関数 f:{0,1}^n->{0,1}について、
x\in{0,1}^n, S\subset[n]={1,2,...,n}について、x^SをSに対応するxの要素を0と1で入れ替えたものとすると、
local sensitivity: s(f,x)=number of i such that f(x)≠f(x^i)
sensitivity: max{s(f,x): x\in{0,1}^n}
local block sensitivity: bs(f,x) = maximum number of disjoint blocks B1, B2, ...Bk\subset[n] such that f(x)≠f(x^Bi) for all i
block sensitivity: max{bs(f,x):x\in{0,1}^n}
Sensitivity conjecture: there exists an absolute constant C such that for every boolean function f, bs(f)<=s(f)^C
これを、
n次元の超立方体グラフQ^nの(2^(n-1)+1)の頂点を持ついかなるサブグラフHも、最大次数がnの平方根より大きい
ということを証明することで導いている。固有値などの基本的な議論。わずか1ページ半。しびれる。
下参考。
https://arxiv.org/pdf/1907.008
https://arxiv.org/pdf/math/050
https://www.ams.org/journals/bull/2020-57-04/S0273-0979-2020-01697-6/S0273-0979-2020-01697-6.pdf
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