2018年4月29日日曜日

漢字はすごい

先日、オックスフォードにいる日本人の先輩と漢字についての話を少ししました。

科目の一つで、生物系の工学の勉強をしている方で、その中に出てくる単語の分かりにくさと比べ、漢字を使って表記された時の簡潔さが、漢字の有用性を物語っているという話になりました。(笑)

例えば、いくつかの血管の名前で
artery, aorta, vein, vena cava, capillary
などは、それぞれ
動脈、大動脈、静脈、大静脈、毛細血管
という意味の英単語です。
また、白血球、赤血球は、leukocyte, erythrocyte (red blood cell)
というらしいです。

英語の方は、発音すらよくわかりません(笑)
ラテン語からきているそうで、見るからに難しい語群になっています。
他方、漢字は、漢字を知っているという前提はあれど、発音は明白で、意味も類推できる。そういう意味で、漢字は優れた体系だと感じました。

これらも含めて、外来語を日本語に翻訳していった先人達の知力に驚嘆します。
と同時に、外来語のカタカナ表記が増えている昨今の日本語は、ある意味、翻訳を放棄している我々の怠慢かもしませんね。

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