2020年3月26日木曜日

今対策するか、明日対策するか

日本もまた感染者が増えてきましたね。
とはいえ、海外に比べると、死者、感染者ともに圧倒的に少ないですね。
生活習慣や、国民一人一人の意識でここまで抑え込めていることを誇らしく思います。

今は少ないとしても、油断大敵ということで、
先週、私のカレッジのチューターから、コロナの対策についてメールがあったのでシェアします!

彼のメッセージは、(感染が少ない)"今"人との接触を避けることと、(感染者が多くなった)"あとで"避けることはどちらも同じ重要性を持っているということです。
(感染の数が人の接触に相関するので)

今は感染者の割合も低く、その拡散の可能性も低いが、割合が上がれば拡散しやすくなるという観点から、上記の論は、直感に反するかもしれません。
しかし、ここで重要となる考え方は、個人の感染のリスクはたしかに今は低く、感染者が増えるほど上がっていくが、
コミュニティ全体へのウイルスの拡散に及ぼす影響は全く同じということです。

2通りの考え方があります。

1 n日目に、感染者1人が平均してx_n人にウイルスを拡散するとすると、n+1日目のウイルス保持者の数は
初日の感染者をN_0とおいたとき、
N_0*(1+x_0)(1+x_1)...(1+x_n)
となります。
この式から、x_0を減らすこと(つまり今、人と会わないようにすること)
とx_nを減らすことは同じ重要性を有していると言えます。


2 議論をシンプルにするために、今後2週間で感染者数が30倍になるとします。

すると、今感染する確率は、2週間後に感染する確率の30分の1です。しかしながら、もし今感染した場合、(直接的、又は間接的に)次の2週間に平均30人に感染させることになります。
このことから、社会にとっては、今接触することと2週間後に接触することには同じ危険が伴うと言えます。

この議論が重要になるのは誰が感染者なのか分からないときです。
今、日本は国内での感染ももちろん起こっているし、海外帰りの人の対策が甘くて、感染者の特定が出来なくなる状況なのではと疑っています。。

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